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這いよれ!ロボットさん

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何でしょうね?このタイトル? 最後までこの記事を、読んでいただければわかります。。。 Wikipediaより    前回記事 で、 検索エンジン は世界中のホームページから得られた結果を保存する 「インデックス」 と利用者が入力したキーワードを比較することで検索結果を表示していると言うことと、 「インデックス」 は 検索ロボット が世界中のサイトを巡回して集めている。と、言う事についてお話しました。 今回は、その 検索ロボットがどのようにキーワードを集めているのか? に、ついて簡単にお話したいと思います。  検索ロボットは、簡単に言ってしまえば 「1日中ウェブ・サーフィンをしているロボット」 です。いくらあなたがウェブ・サーフィン大好きでも24時間、365日はできませんがロボットならできます。そして、ページの内容が面白い・つまらないに関わりなくロボットはサイト内のページを順番に見て回ります。 あ、ロボットと言っても写真のようなロボットがコンピューターを操作するのはなく、コンピューター中で動作しているソフトウェアのロボットになりますよ。  この、検索ロボットの行動を 「クロール」 って言います。クロール、英語表記では Crawl と書きますが水泳のクロールと同じで、元々の意味は ”這いつくばって進む” です。水泳のクロールは上から見ると、そのように見えることから名付けられたようです。  つまり、あなたのページのキーワードを拾ってもらうには 「検索ロボット」 に 「這いよって」 もらわなければなりません。 前回記事 で、独自ドメインでない場合、インデックス登録されにくいと書きました。それは、あなたのページがサイト業者のドメインの下に存在するサブドメインとなり、サブドメインは沢山あるためその一つ一つに到達するまで時間がかかる、と言うことを指しています。  このため、 前回記事 に書いたように最初は自分で 「巡回をお願い」 する必要があるということです。記事数も増え、人気も出てきたら徐々に優先的にロボットは巡回してくれるようになります。  ウェブ・サイトをビジネスで使う。その場合、サイトをうまく運用して人気を出すことが重要になります。人気が出れば、見つけてもらいやすくなる。と、言う好循環ができてきます。 這いよれ!ロボットさん

検索エンジンはどうやってページを見つけるの?

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  前回記事で、SEOの基本 についてお話しました。Googleなどの検索エンジンがページのキーワードを見つけて検索結果を表示する、と言うことについて説明しましたが、今回はその検索エンジンが実際にどうやってあなたのお店のページを見つけるのか?についてお話したいと思います。  世界には膨大な量のページが存在しています。日本語のページは日本語の文化圏だけのページなので、実は英語や中国語など利用人数が多い言語のページはもっとたくさんあることが容易に予想できると思います。私も普段日本語を使っていますが、専門的なコトを調べる時には英語で検索をかけたりします。その場合、英語のページの検索結果が表示されます。つまり、検索エンジンは世界中にある膨大な量のページの中から適切なページを探し出してきてくれるのです。  しかし、 あなたが 新たにブログを開始 したとして、そのページを検索してもスグに検索結果に表れるわけではありません。 今回は、この部分の仕組と対応策について簡単に説明したいと思います。  Googleの検索エンジンは ロボット型検索エンジン と言われています。 世界中のインターネット上のサイト、ページを自動的に巡回するロボットです 。ロボットはページを見つけるとそのページからキーワードを拾ってきます。 拾ったキーワードとページのURLは、インデックスと言う巨大なデーターベースに登録されます 。検索結果は、検索利用者が入力したキーワードとこのインデックスと比較することで得られているということがおわかりいただけると思います。  しかし、このロボットが周ってきて、あなたのお店のページのキーワードを拾ってくれるまで待たなければなりません。いつかは巡回が周ってきますが、しばらく時間がかかります。 特に独自ドメインを取っていない場合は検索エンジンに見つけてもらうまで時間が必要になります。 あるいは、新しい記事について早く見つけてもらいたい場合もあります。 こんな時は、検索エンジンの巡回先に自分のページのURLを登録することができます。 Googleの場合 → コチラ URLの所にあなたのページのURLを入力してください。 Bingの場合 → コチラ URLの所にあなたのページのURLを入力してください。   さあ、これでしばらくすると

SEOって何?

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  前回記事、逆SEO についてお話しましたが、そもそもSEOって何?と、言う事について今回はお話したいと思います。   SEO は、 S earch E ngine O ptimizationの略で日本語では 検索エンジン最適化 と言います。   ビジネスでインターネットを利用する上で重要なキーワード ですのでぜひ覚えておいてください。  さて、私もそうですが現代社会ではいつもインターネットで何かを調べようとしています。グーグルやヤフーなどの検索ボックスに、例えば「船橋 鉄板焼き 和牛」などと入力すれば船橋の該当する鉄板焼屋さんが 検索結果としてリスト表示 されます。この検索結果は実際に存在するインターネット上のページを探し出してきて表示しています。この 検索結果を作るのが検索エンジン です。  おやおや、船橋にも結構ありますね、鉄板焼屋さん。表示された検索結果の上の方から見てみましょう~。。。  と、まあこのような使い方を誰しも行っています。ビジネス視点からすると、検索結果の上の方に表示された方がいい、と言うことに気が付くと思います。船橋でまだ鉄板焼屋に行ったことが無い見込み客は「まず、順位の上の店から行ってみようか」と、なりますから。   でも、このリストの順番は誰が決めているのでしょう?そうです、先程出てきた検索エンジンが決定しています。今回の例では ”船橋” 、 ”鉄板焼き” そして ”和牛” の3つの キーワード が検索エンジンに与えられています。検索エンジンは世界中にあるサーバーからこの3つのキーワードに最もヒットするページを探し出して表示しているのです。検索する人にとって、例えば”横浜”の鉄板焼屋さんを表示されてもうれしくはありません。検索エンジンは検索する人が探しているであろう情報をフィルタリングして表示します。  もし、あなたが船橋で鉄板焼屋を経営していたとして、せっかく和牛を使ったメニューがあるにもかかわらずページには”チバザビーフ”と表示していた場合、見込み客の検索結果にはあなたのお店は随分下の方に表示されてしまいます。この場合、”千葉の黒毛和牛、チバザビーフ”と表示すれば解決できます。  このように、 タイトルやページ内の情報に適切なキーワードを配置することがSEOの基本 です。SEO、検索エンジン最適化は、

セキュリティの基本

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コンピューターにおけるセキュリティって言うと何だか難しそう。。。 と、思われるかもしれません。    しかし、コンピューター上のセキュリティも根本的な考えは現実社会と同じで、セキュリティを強固にすれば不便さも増大します。 玄関のロックを例に考えてみましょう。  家の玄関で不在時の防犯対策を高めるにはどうしたらいいでしょうか?簡単な方法は鍵を二重にすることです。犯罪者が鍵をピッキングなどで破るとしても、その手間が2倍になります。犯罪者は玄関前でゴソゴソしている時間を少なくしたいのでこの方法は有効ですが、利用者も家の鍵を2つ持っていなければなりませんし、鍵をなくして家に入れなくなる確率も上昇します。つまり、セキュリティを強固にすると、不便さも増大することがおわかりいただけると思います。  コンピューター上のセキュリティの考え方も全く同じで、例えば無線ルーターに難しいパスワードを設定してMACアドレスで特定の機器しかつながらないようにすると、しばらくして無線ルーターにログインしようとした時に正しいパスワードを忘れてしまう危険性が高くなりますし、MACアドレスを固定化すると新しい機器を導入する度にルーター側の設定が必要になります。 このように、セキュリティ・レベルと利便性は相反するものと覚えておいてください。 それともう一つ、そのセキュリティが何を守りたいのかをよく考えてください。  実世界で、あからさまに盗られるのは困るけどあまり価値のないガラクタを入れておく物置にディンプルキーシリンダーの鍵を二重につけることは無いと思います。同様に、お客様の待ち時間のために無料開放しているWi-Fiルーターのセキュリティをガチガチにする必要はありません。 もし、そのセキュリティを破られたら何にアクサスされるのか?それにアクセスされると、どのくらい困るのか(これをリスクといいます)についてよく考えてセキュリティを設定してください。 でも、「穴」が無いかは慎重に考えてください。  よくマンションで、エントランスはセキュリティロックで監視カメラもありますが、普段から通用口が使えるようなところはありませんか?それだけでマンション全体のセキュリティは低下しています。無料開放しているWi-Fiルーターが実は業務で使っているネットワークと同じセグメントだったりすると、マンシ

ソフトウェアが人の命を奪う?

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  前回記事 では、不正なソフトウェアによってお金が奪われてしまうお話をしましたが、悪意のあるソフトウェアは人の命さえも奪ってしまうことがある。と、言うことについてお話したいと思います。  最近の、「青いクジラ」なるゲームソフトによって少なくともインドで3人の少年が自殺させられたと、報道されています。ゲームは、若者がSNS上で有名になりたい、そんな心理につけこんだもので、実際、作成したのはロシアの大学で心理学を専攻していたフィリップ・ブディキンという学生です。すでに彼は、ロシア国内で16人の少女を心理的に掻き立てて自殺に追い込んだという罪で有罪判決を受けています。彼の目的は「価値のない人間を社会から掃除すること」と言う非常に身勝手なものでした。 → ゲームそのもの内容は コチラ を参考に(閲覧注意)  不正送金等で、大事なお金を奪われ自殺に追い込まれたような人もいると思われますが、「青いクジラ」は、直接的にそのソフトの利用者の命をターゲットにしている、というところが非常に凶悪なソフトウェアであると言えます。また、悪意のあるソフトウェアは、IT工学だけではなく心理学などの科学を悪用して作成されたものであると認識してください。 時に悪意のあるソフトウェアは、あなたの命さえも奪ってしまう可能性があります。 怪しい、アプリケーションを興味本位でインストールするようなことはやめましょう。 船橋の頭脳 Lightning Brains

サイバー攻撃の被害額ってどのくらい?

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なんと、平均で2億円!(宝くじの宣伝じゃないよ!) → トレンドマイクロより ネットを監視するネコさん? 金額的にはビックリですね。 でも、こんなのは大企業や政府系の機関が狙われるんでしょう?って思ってませんか? インターネットは言ってみれば華やかな大通りのようなモノです。ネットにコンピューターやタブレット、スマーフォンをつなぐということは誰でもその大通りにアクセスできるということで、それがインターネットの大きなメリットの一つでもあります。 でも、街中の大通ってどんな人が通るかわかりませんよね? あなたのパソコン、タブレットやスマーフォンは華やかな大通りに面していると言っても過言ではありません。 華やかなところには悪いものも寄ってくる。 実は、現実世界とサイバー空間にはそれほど大きな差はありません。あなたのお店が街の繁華街に面していたとして、そこで何のセキュリティもない無人の店舗を開きたいと思いますか? 現在においてはスモールビジネスと言えども、IT機器に何のセキュリティも施さないのはコレと同じ状況です。 では、実際にインターネット上で攻撃にあったら商品が盗られる、お金が盗られる、ソレだけでしょうか? 今日は、想定される主な被害とそのリスクについて解説しましょう。 情報漏えい 最も多いのが情報漏えいではないでしょうか。そして想定される被害も広範囲に及び、何よりも顧客からの信用を失い再起すらままならなくなる事も考えられます。また、内部犯行であることも多いので退職した従業員のアカウント管理、やメンバー構成が変わった時にパスワードを変えるなど基本的な対応を徹底することをオススメします。 事例:  顧客情報の漏洩  取引先情報の漏洩  従業員、役員、それらの家族情報の漏洩  クレジットカード情報の漏洩 リスク:  盗まれた情報は、第三者に転売される可能性が大きい  取引先との秘密保持契約がある情報の漏洩  最悪の場合顧客のクレジットカードを利用される可能性もある  セキュリティ対策の状況によっては訴訟も  「負の実績」が語り継がれ、「再起」が難しくなる可能性も 対策:  まず、下記を明確化する   何の情報を入手・保管しているのか分類する?   分類した情報の重要度を分ける  その上で、保管方法やアクセス責任を

むつかしいパスワードの作り方

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むつかしいパスワードってどうやって作るの? でも、 「難しいパスワードを設定したけど忘れちまったぜ!」 とか、ならないようにするには? 前回記事 で、パスワードは「英文字の大文字と小文字、それに数字と記号が入った12文字以上のパスワードをオススメします。」と、書きましたが、パスワードは辞書にあるような単語ではなく、むつかしい方がいい、という事はわかっていると思います。 でも、Wi-Fiルーターのパスワードのようにたまにしか使わないパスワードを、難しくしてログインできなくなって、工場リセット、設定やり直し~。。。なんて方はいませんか? 今日は、 「むつかしいパスワード」 をつくる方法をご紹介しましょう。  「パスワード生成」というキーワードでぐぐってみてれば、 コチラ のようなパスワード生成機を見つけられますが、意味不明な文字の羅列を覚えるのも大変です。 (もちろんこれも有効な方法です。パスワードの失念さえ無ければ。。。)  そもそも、コンピューターの基本的な技術がアメリカ発祥ということもあり、パスワードには英小文字・大文字、数字、記号しかつかえません。このこともあって、日本人には複雑なパスワードを作る方法に馴染みが無いということもあります。  では、英語圏の人達はどうやってパスワードを作って作っているのでしょう?  今回はその方法について、簡単に教えますね。 1.好きな英語のフレーズを見つける。 ココでは例として映画「カサブランカ」から "Louis, I think this is the beginning of a beautiful friendship." 「ルイ、これが美しい友情の始まりだな」映画のラストでイルザを見送ったリックのセリフです。 2.この、フレーズの頭文字、カンマ、ピリオドを文から抽出する。 L ouis , I t hink t his i s t he b eginning o f a b eautiful f riendship . → L,Ittitboabf. こうすると、英大文字と小文字、記号が入ったパスワードが簡単に作れます。 3.自分ルールを作る でも、まだ他人から推測されやすいパスワードです。 あ

オフィスのWi-Fiルーター、セキュリティ設定してますか?

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小規模な店舗・オフィスでも最近ではWi-Fiを利用しているところも多いと思います。 有線ではLANケーブルを引き回さなければなりませんが、Wi-Fiルーターがあれば電波さえとどけば自由にパソコンやタブレットをネットワークに接続できますから。  そんな 便利なWi-Fiルーターですが、セキュリティ設定をしないと自社ビジネスを危険にさらす 様なことにもなりかねません。どのようなリスクがあるのか、下記に上げてみました。 Wi-Fiルーターにセキュリティ設定をしていないと。。。 →まず、悪意のある人物がオフィスに入り込む可能性がある。 ・・オフィス内の他のパソコンやタブレットから重要な情報が盗まれる ・・金融関係の情報、クレジットカード番号などから不正送金される ・・・→ 金銭的被害の発生! ・・顧客の個人情報を勝手に利用される ・・・→ 顧客の信用を失う、 ・・・→ 最悪の場合情報漏えいで訴えられる可能性も →他の犯罪の踏み台にされる ・・フィッシング・メールなどを送り出す拠点にされる ・・振り込み詐欺などの隠れ蓑にされる ・・・→ ある日突然、警察の捜査が入る ・・・→ 営業できない、不評被害などの発生 ざっと考えただけでも、このくらいのことは発生する可能性があります。 でも、Wi-Fiルーターの設定とか難しそう。。。 専門の人じゃなくてもできるの?   → できます! 簡単!Wi-Fiルーター設定 1.Wi-Fiルーターの設置場所 まず、Wi-Fiルーターそのものを手が届きづらいところに置きましょう。できれば見えづらい所のほうがいいですね。 Wi-FiルーターはLANケーブルで接続されているので、そのLANケーブルに簡単にアクセス出来ない方がよいです。 2.Wi-Fiルーターのパスワードの複雑さ 英文字の大文字と小文字、それに数字と記号が入った12文字以上のパスワードをオススメします。 また、何年も同じパスワードにしておくのではなく、定期的に更新しましょう。 3.高度な暗号化方式の選択 WEPは使わないでください。WEP2あるいはWEP2-AESを使うようにしましょう。 また、ルーターのファームは定期的に更新を確認しましょう。 4.ステルスSSID スマホのWi-Fi設定を開くと、

安倍首相のクレジットカードと個人情報保護法への対応

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さて、今回は直接的にコンピューターではありませんが、広義のセキュリティの観点から記事を書きたいと思います。   安倍首相が焼肉屋で食事したコトを、店長が何をどのくらい飲み食いして、支払いは○○のゴールドだったよ~ん。。。 なんて事が TV で放映されてしまいました。 安倍首相は、日本の総理大臣で公人だからしかたない?しゃべる店長も店長だが、ピー音も無しに放映する方もいかがなものか?そもそも総理の個人情報じゃ?などと巷では盛り上がっています。その焼肉屋には苦情の電話が引っ切り無しにかかってきており、営業もままならない様子です。 リアルな店舗が炎上、ってヤツですね。 この様な事にならないためには、セキュリティの知識が必要です。 実は、以前(個人情報保護法が制定される前)からお客の名前と住所を控えて、定期的にDM(ダイレクトメール)送ってるんだけど、個人情報保護法を考えると、ちゃんとお客の了解を得ないとまずいのかな?と、言うような質問を個人事業者の方からいただきました。 個人事業者でも、DMを送ったり、お店のポイントカードを管理したりしていますよね? その時、特定のお客様に対して、特定のサービスをしていますが、それはお客様個人の情報があってこそできるサービスです。 さて、個人情報、特に個人情報保護法においてはナニが個人情報であるかを認識する必要があります。 個人情報保護委員会 の ドキュメント があるので参考に ココで、個人情報とは個人を識別できる情報とあります。住所・氏名・生年月日や顔写真・指紋などの生体認証データ、免許や旅券などのIDも個人を特定できるのでこれにあたります。 また、この5月から全ての事業者が対象になりました。 参考資料 法律は何となくわかりましたが、どうしたらいいのでしょう? わかりやすく解説しましょう。 1.事業者のポリシーを決める ポリシーとか言うと難しそうに聞こえますが、コレがセキュリティへの第一歩です。個人情報保護委員会のドキュメントにもあるように、何に使う?どうやって管理する?第三者に渡さないなど事業上で個人情報をどのように扱うか決めてください。 わかりきった事でもきちんと決めてください。 この時に決めたことが、あなたの事業での個人情報取扱のベースになります。 2.ポリシーは公表でき