投稿

5月, 2017の投稿を表示しています

事業所における不審メールへの対策:不審メール訓練のススメ

イメージ
WannaCryにより、世界100カ国以上での被害が報告されています。 こういった マルウェア は困ったことにスモールビジネスを展開される方々にも平等にビジネス上のリスクを与えてしまいます。 今回のランサムウェアによる被害を想定してみましょう。 想定されるリスク: ・特定のファイルが開けない、最悪の場合お店や会社のパソコンが使えなくなる  → 顧客の情報が無いので連絡が取れない  → 注文内容や詳細、契約の詳細などすべて失う  → ビジネス機会の損失 ・感染そのもの、ビジネス機会の損失などから信用を失う  → あそこ感染しちゃったんだって、付き合わないほうがいいんじゃない?  → 情報流出とか起きてないだろうか? ・顧客は離れ、そして、売上を失う。。。 恐らく、個人でだけで経営されているなら、経営者であるあなたがしっかりしていれば大丈夫です。でも、一人でも従業員を雇い、その彼がビジネス上のメールを使っているなら何らかの対策が必要です。 ココでは、お金もかけず、簡単な ”訓練” を行う方法についてご紹介します。 ・無料で取得できるメールアドレスを作る  GoogleでもYahooでも何でもよいですよ ・例えば、添付で以下の画像を貼り付ける。 ワードやパワポのドキュメントに張って、そのドキュメントを添付がベスト! ・そのメールを送り付ける! 今回の方法では、添付ファイルを開いたかどうかは送った方からはわかりません。このため、後から 「アレは訓練なんだケド、まさか開いてないよねぇ?」 なんてプレッシャーをかけに行きましょう。そして、不定期に実施することをオススメします。でも、一つだけ気をつけてほしいのは、あまり頻繁にやらないこと。逆に慣れてしまうか、パワハラだと言われる可能性も無きにしもあらずなので。

猛威を振るう「WannaCry」、ランサムウェアとは?

イメージ
WannaCry:Wnato to cry:泣きたくなる、 と言うランサムウェアが世界中で猛威を振るっています。 ランサムウェアって何でしょう? 簡単に言えば、コンピューター・ウイルスの一種です。正しく言えば、マルウェアと言う言葉が「悪質なソフトウェア」全体を指す言葉なので、定義としては下記になります。 マルウェア > ランサムウェア、ウイルスなど さて、そのランサムウェアの特徴ですが、感染すると、 「利用者のパソコンのファイルやシステム全体を勝手に暗号してしまう。」 勝手に暗号化される、と言うことは、ある日、突然に、自分の大事なドキュメントやら写真やらを自分で見ることができなくなってしまうことになります。 困ったコトです。 そして、暗号化されたファイルを開こうとすると、以下の様なメッセージが表示されます。 要は、暗号化を解除してほしければカネを払え! と、言うことで、自分のデータを人質に取って脅してきているのですね。 この人質を取り返すための身代金:RansomからRansomware:ランサムウェアと言われています。 暗号化を行うというコトは、当然特定のシステム上で動作するプログラム=ソフトウェアです。従って、標的となるべきシステムは固定化され、今回ターゲットにされたのはWindowsです。 この、問題についてマイクロソフトではすでに対応バージョンアップを発行していますが、バージョンアップしていないパソコンやサポート外となったXPがやられてしまったというわけです。マイクロソフトでは、今回の状況に対して急遽XPや2003Serverに対する特別なバージョンアップを行うとのコトです。 MS17-010 の適用 また、拡散は主にメールを経由して行わたようですので、 ・見覚えのないメールは開かない、特に添付ファイルは開かない ・バージョンアップは定期的に行う という基本を守るコトが大切ですネ