投稿

8月, 2018の投稿を表示しています

UiPathで『電卓アプリ』を操作してみよう! その2

イメージ
前回の電卓ロボット は単純な足し算しかできませんでしたが、今回はこのロボットをもう少しだけ、賢くしてみましょう。 今回は、UiPath の変数を使ったり、少しプログラマーチックな内容になります。 仕様: 今回は、ちょっと難しくなるので作成するロボットの仕様をちゃんと決めて作りましょう。簡単でも仕様をちゃんとドキュメント化して残しておかないと、しばらく経ってから見直したときにわからなくなったりしますので、ドキュメント化するよう心がけましょう。 さて、今回作成するのは、 前回 の電卓アプリを拡張する形で作成します。 数値が記述されたテキストファイルを読み込む テキストファイルは1行に1つの数値が記述されているものとする 上から順に全ての数値を読み込む 読み込まれた数値は、電卓アプリを使い加算する 結果を別のテキストファイルに出力する 準備: プロジェクトをコピー、プロジェクト名を変更する。 まず、前回とは異なる名前でプロジェクトを保存しましょう。UiPath ではプロジェクトのフォルダをまるごと別の名前でコピーすればOKです。前回という名称で保存していると思いますのでそのフォルダをコピーして「Sample001」という名称に変えましょう。 コピーした「Sample001」フォルダの中にある「project.json」ファイルをテキストエディタで開きます。その中の、「"name": "Sample000"」とあるのでコレを「"name": "Sample001"」に変更します。(2018/08時点ではプロジェクト名を変更するにはこの方法しかなさそうです) ココまでできたら、「Main.xaml」ファイルをダブルクリックして UiPath Studio を立ち上げます。 データファイルを準備する。(数値が記述されたテキストファイルを作成する) 数値を記述したテキストファイルは、「Sample001」の中に作成します。テキストファイルは、1行毎に加算したい数値を記述して、「data,csv」と言う名前で保存します。(csvとした理由は後ほど) 11111 22222 33333 44444 55555 66666 7

UiPathで『電卓アプリ』を操作してみよう!

イメージ
さて、今回から実際に UiPath を使ってみましょう。 最初のステップとして、電卓を操作させて簡単な使って足し算を行う、という簡単なロボットを作ってみましょう。 UiPath Studio を起動する UiPath のインストールは完了していますよね? それでは、メニュー等から UiPath Studio を起動してください。 UiPathを起動すると、最初にライセンスのタイプを聞いてきます。小規模・評価はFreeでOKです。 起動直後の画面で、既存のプロジェクトか新規のプロジェクトを作成するかを選択できます。今回は、新規・ブランクのプロジェクトを作成します。 新規プロジェクトを生成すると、名前を聞いてきます。ここでは、Sample000としました。 これが、UiPathの開発画面です。左側にアクティビティのペイン、中央にメイン、右上にプロパティ、左下にアウトラインが表示されています。 UiPathでは、ロボットのすべての動作をアクティビティ(複数形Activities)として定義されています。このアクティビティをメインに配置することでロボットの動作や機能を定義できます。それぞれのアクティビティは、プロパティを持っており、その設定をプロパティのペインで設定できます。また、UiPathは、アクティビティを入れ子にすることができます。設定したアクティビティがどのような関係になっているかをアウトラインのペインで確認することができます。 アクティビティを配置する。 さて、それでは実際にアクティビティを配置してみましょう。 ロボットの動作を定義するためのアクティビティとしてワークフローに分類されるアクティビティがいくつか存在します。今回は一番簡単なSequence「シーケンス」を使います。その名の通り、順番に実行するためのワークフローです。 シーケンスをMainに配置します。アクティビティの中からSequenceを探すか、アクティビティ・ペインの上の検索ボックスにSequenceと入力すれば出てきます。この、SequenceをダブルクリックするとMainに配置されます。 Sequenceを見つける! まずは、計算をするためのWindows標準の電卓を起動するだけのロボットを作成してみましょう。