猛威を振るう「WannaCry」、ランサムウェアとは?

WannaCry:Wnato to cry:泣きたくなる、
と言うランサムウェアが世界中で猛威を振るっています。

ランサムウェアって何でしょう?

簡単に言えば、コンピューター・ウイルスの一種です。正しく言えば、マルウェアと言う言葉が「悪質なソフトウェア」全体を指す言葉なので、定義としては下記になります。

マルウェア > ランサムウェア、ウイルスなど

さて、そのランサムウェアの特徴ですが、感染すると、
「利用者のパソコンのファイルやシステム全体を勝手に暗号してしまう。」

勝手に暗号化される、と言うことは、ある日、突然に、自分の大事なドキュメントやら写真やらを自分で見ることができなくなってしまうことになります。
困ったコトです。
そして、暗号化されたファイルを開こうとすると、以下の様なメッセージが表示されます。



要は、暗号化を解除してほしければカネを払え!
と、言うことで、自分のデータを人質に取って脅してきているのですね。
この人質を取り返すための身代金:RansomからRansomware:ランサムウェアと言われています。

暗号化を行うというコトは、当然特定のシステム上で動作するプログラム=ソフトウェアです。従って、標的となるべきシステムは固定化され、今回ターゲットにされたのはWindowsです。
この、問題についてマイクロソフトではすでに対応バージョンアップを発行していますが、バージョンアップしていないパソコンやサポート外となったXPがやられてしまったというわけです。マイクロソフトでは、今回の状況に対して急遽XPや2003Serverに対する特別なバージョンアップを行うとのコトです。

MS17-010 の適用

また、拡散は主にメールを経由して行わたようですので、
・見覚えのないメールは開かない、特に添付ファイルは開かない
・バージョンアップは定期的に行う
という基本を守るコトが大切ですネ


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