事業所における不審メールへの対策:不審メール訓練のススメ

WannaCryにより、世界100カ国以上での被害が報告されています。
こういったマルウェアは困ったことにスモールビジネスを展開される方々にも平等にビジネス上のリスクを与えてしまいます。

今回のランサムウェアによる被害を想定してみましょう。
想定されるリスク:
・特定のファイルが開けない、最悪の場合お店や会社のパソコンが使えなくなる
 → 顧客の情報が無いので連絡が取れない
 → 注文内容や詳細、契約の詳細などすべて失う
 → ビジネス機会の損失
・感染そのもの、ビジネス機会の損失などから信用を失う
 → あそこ感染しちゃったんだって、付き合わないほうがいいんじゃない?
 → 情報流出とか起きてないだろうか?
・顧客は離れ、そして、売上を失う。。。

恐らく、個人でだけで経営されているなら、経営者であるあなたがしっかりしていれば大丈夫です。でも、一人でも従業員を雇い、その彼がビジネス上のメールを使っているなら何らかの対策が必要です。
ココでは、お金もかけず、簡単な”訓練”を行う方法についてご紹介します。

・無料で取得できるメールアドレスを作る
 GoogleでもYahooでも何でもよいですよ
・例えば、添付で以下の画像を貼り付ける。
ワードやパワポのドキュメントに張って、そのドキュメントを添付がベスト!
・そのメールを送り付ける!

今回の方法では、添付ファイルを開いたかどうかは送った方からはわかりません。このため、後から
「アレは訓練なんだケド、まさか開いてないよねぇ?」
なんてプレッシャーをかけに行きましょう。そして、不定期に実施することをオススメします。でも、一つだけ気をつけてほしいのは、あまり頻繁にやらないこと。逆に慣れてしまうか、パワハラだと言われる可能性も無きにしもあらずなので。

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