海外からの「紙の詐欺メール」にご用心。

今日は、海外から送られてくる「紙の詐欺メール」です。
海外での活動があり、何らかの商標などを登録した方は注意です。

 
この様な封筒で送られてきます。

送り元は「PATENT AND TRADEMARK BUREAU」となっており、住所はニューヨークにあるヘルムズリー・ビルとなっています。

 
Wikipediaより

中を確認すると、ご丁寧にも返信用封筒まで入っておりますが、ドキュメントにはもっともらしい事が書かれております。


太字で「メンテナンス料は、5年間で1クラス925ドル、追加クラスごとに325ドルです。」と書かれいます。

結論から言うと詐欺メールなので、
「何もしない」
が、正しい対応になります。
余計な連絡、書かれているページにアクセスするなどしないほうがよいでしょう。


対策:
英語というだけでビビってしまう方もいるので、ここは冷静に対応しましょう。

1.米国で登録した時の事務所を確認する。
登録時にいくつかの事務所にお願いしたかもしれませんが、その事務所であるか確認してください。また、その事務所に相談するのもいいと思います。

2."Patent and Trademark Bureau"なる会社をググってみる。
まず、ドキュメント等に書かれているサイトにはアクセスしないでください。サイトそのものがヤバいサイトである可能性もあります。
この場合、「世界知的所有権機関」のコチラのページで注意勧告されています。

3.住所を確認する
送られ主の住所は、ニューヨークに実在するヘルムズリー・ビルですが入居フロアを確認すると、バーチャルオフィスになっています。
また、返信用封筒の送り先を確認するとこちらは私書箱宛になっています。
怪しさ大爆発ですよね?

返信用封筒




注意!
この場合は、明らかな詐欺メールですが、商標や特許などで気を付けてもらいたいのは、

「商標や特許の侵害をしているという警告」

である場合です。もちろん相手が実在の会社や事務所であることの確認は必要ですが、本当にあなたが何らかの侵害をしている場合、放って置くと訴訟となる可能性があります
裁判が海外で行われるだけでなく、莫大な弁護士の費用なども発生します。
まずは、早急に話し合いを始めることが大切です。



グローバル化を避けることはできません。
でも、グローバル化をうまく利用することで、ビジネスの機会も広がります。

そう言えば、船橋のアンデルセン公園って、TripAdviserで世界的にも有名になりましたよね。


船橋の頭脳
Lightning Brains 

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