UiPathで始めるRPA:COMMUNITYエディションのライセンス概要(2018年5月現在)
今日は、UiPath COMMUNITYエディションのライセンスについて簡単に解説したいと思います。
ライセンスと聞くとニガテ、と思い方も多いと思います。
しかし、ビジネスに使う場合には理解する必要があります。
UiPathは、個人利用・OSSプロジェクト・研究・教育・小規模事業者に限り、COMMUNITYエディションを無料で利用することができるとあります。
が、しかし、英語です。なので、具体的な対象について示さている部分を中心に要約を作成してみました。
注意:
私は、法律の専門家ではないので解釈が正しいとは限りません。
このため、自身のケースに当てはまるかわからないとき、あるいは、利用の仕方が正しいか確認したい場合は、UiPath Tokyo Office あるいは専門の弁護士さんなどを頼ってください。
UiPath COMMUNITYエディションのライセンスは、
「CEUPP」と呼ばれています。
UiPath COMMUNITYエディションの利用にあたっては、このCEUPPの条件に同意する必要があります。
詳細は原文の、UiPath Community Edition License Agreement をご確認ください。
以下、内容についての要約です。
ライセンスの有効化
インストールプロセスを完了し、ソフトウェアを使用する前に、これらの条件を注意深く読んでください。ソフトウェアをインストールして使用することで、ソフトウェアを受け入れ、プライバシーポリシーを含むCEUPPに適用される本契約の条件に同意するものとします。
→ インストールしたら、CEUPPを承認したと見なす、という事です。
「企業(エンタープライズ)」
企業(エンタープライズ)とは、(a)250台を超えるマシン(物理的または仮想的)またはユーザー、または(b)100万ドルを超える売上がある組織
→ 企業(エンタープライズ)は、小規模事業者以外を指しています。
個人のお客様
最大2台のマシンでStudioを使用できます。 Orchestratorは、評価とトレーニングの目的でのみ使用されます。
法人(エンタプライズ以外)
最大5人のユーザーが、個々のユーザーごとに最大2台のマシンでStudioを使用できます。 Orchestratorは、評価とトレーニングの目的でのみ使用されます。
企業(エンタープライズ)
エンタープライズの場合は、スタジオとオーケストレーターは評価とトレーニングの目的でのみ使用できます。
スタジオライセンス
このライセンスでは、開発アウトプットの作成、テスト、および実行が許可されています。あなたは、あなたが作成する開発成果物のすべての知的財産権を含む、すべての財産権を保持します。
→ Studio上で自分が作ったモノは、自分のモノだということだ。
Orchestratorライセンス
このライセンスでは、Orchestratorサービスは評価とトレーニングのためにのみ使用することができます。 Orchestratorを顧客の組織または営利目的の日々の業務にリアルタイムで使用することは許可されていません。機密情報の使用は許可されていません。お客様は、テストまたは「ダミーデータ」のみを使用することができます。《以下略》
→ オーケストレーターは営利目的の利用はできないということ。
公開データの使用
サービスまたはUiPathプラットフォームをテストするすべてのユーザーは、必要なテストを実行するために必要なすべてのパブリックデータを使用することができる。
→ Web上の公開データを利用でき、Web上に公開することができる。
個人データの使用
サービスは、要求されたテストを実行するために必要なすべてのプライベートデータにアクセスすることができます。お客様は、パスワードで保護されたサイトのテストやユーザー固有のコンテンツのテストを可能にする機能を使用することを選択できます。
→ 個人データや、保護されたサイトへのアクセスをこのライセンスで利用できる。
禁止事項
まとめ
ざっと、内容を日本語にしてみましたがポイントをまとめると以下のようになります。
Studioの利用:
個人は、2台までインストールして使うことができる。
小規模事業者は、ユーザ数5人まで、1人2台までインストールして使うことができる。
エンタープライズは評価・トレーニングだけ。
Orchestratorの利用:
個人、小規模事業者、エンタープライズとも評価とトレーニングの目的でのみ使用可能。
小規模事業者とは:
売上100万ドル以下(おおよそ一億円)、
保有マシン数またはユーザー数が250台以下の企業。
マシン(PC):
現実のPC、仮想のPCとも1台として数える。
評価・トレーニングでは、COMMUNITYエディションのライセンスが使えるので、エンタープライズでも導入検討には利用可能と思われます。企業内でも、個人レベルでの検討などはCOMMUNITYエディション、導入決定後はTRIALエディション、本格的な開発段階からENTERPRISEエディションなど、可能かと思われます。
小規模事業者でも、ユーザー数が5人までとなっていますが、人間とは違って同じ仕事を24時間繰り返してくれるロボットなのでパフォーマンスは予想以上となります。
さらにOrchestratorを使った本格的な展開を行う場合には、有料ライセンス導入を考えるなど段階的な導入も可能なライセンス形態だと思われます。
事業規模、利用形態、段階的な開発などを考え、ライセンスをアップグレードしていくことができますので、事業に合わせた導入が可能です。
事業形態に合わせたRPA導入でビジネスの効率化を目指しましょう!
ライセンスと聞くとニガテ、と思い方も多いと思います。
しかし、ビジネスに使う場合には理解する必要があります。
UiPathは、個人利用・OSSプロジェクト・研究・教育・小規模事業者に限り、COMMUNITYエディションを無料で利用することができるとあります。
が、しかし、英語です。なので、具体的な対象について示さている部分を中心に要約を作成してみました。
注意:
私は、法律の専門家ではないので解釈が正しいとは限りません。
このため、自身のケースに当てはまるかわからないとき、あるいは、利用の仕方が正しいか確認したい場合は、UiPath Tokyo Office あるいは専門の弁護士さんなどを頼ってください。
UiPath COMMUNITYエディションのライセンスは、
Community and Education UiPath Platform
「CEUPP」と呼ばれています。
UiPath COMMUNITYエディションの利用にあたっては、このCEUPPの条件に同意する必要があります。
詳細は原文の、UiPath Community Edition License Agreement をご確認ください。
以下、内容についての要約です。
ライセンスの有効化
インストールプロセスを完了し、ソフトウェアを使用する前に、これらの条件を注意深く読んでください。ソフトウェアをインストールして使用することで、ソフトウェアを受け入れ、プライバシーポリシーを含むCEUPPに適用される本契約の条件に同意するものとします。
→ インストールしたら、CEUPPを承認したと見なす、という事です。
「企業(エンタープライズ)」
企業(エンタープライズ)とは、(a)250台を超えるマシン(物理的または仮想的)またはユーザー、または(b)100万ドルを超える売上がある組織
→ 企業(エンタープライズ)は、小規模事業者以外を指しています。
個人のお客様
最大2台のマシンでStudioを使用できます。 Orchestratorは、評価とトレーニングの目的でのみ使用されます。
法人(エンタプライズ以外)
最大5人のユーザーが、個々のユーザーごとに最大2台のマシンでStudioを使用できます。 Orchestratorは、評価とトレーニングの目的でのみ使用されます。
企業(エンタープライズ)
エンタープライズの場合は、スタジオとオーケストレーターは評価とトレーニングの目的でのみ使用できます。
スタジオライセンス
このライセンスでは、開発アウトプットの作成、テスト、および実行が許可されています。あなたは、あなたが作成する開発成果物のすべての知的財産権を含む、すべての財産権を保持します。
→ Studio上で自分が作ったモノは、自分のモノだということだ。
Orchestratorライセンス
このライセンスでは、Orchestratorサービスは評価とトレーニングのためにのみ使用することができます。 Orchestratorを顧客の組織または営利目的の日々の業務にリアルタイムで使用することは許可されていません。機密情報の使用は許可されていません。お客様は、テストまたは「ダミーデータ」のみを使用することができます。《以下略》
→ オーケストレーターは営利目的の利用はできないということ。
公開データの使用
サービスまたはUiPathプラットフォームをテストするすべてのユーザーは、必要なテストを実行するために必要なすべてのパブリックデータを使用することができる。
→ Web上の公開データを利用でき、Web上に公開することができる。
個人データの使用
サービスは、要求されたテストを実行するために必要なすべてのプライベートデータにアクセスすることができます。お客様は、パスワードで保護されたサイトのテストやユーザー固有のコンテンツのテストを可能にする機能を使用することを選択できます。
→ 個人データや、保護されたサイトへのアクセスをこのライセンスで利用できる。
禁止事項
- UiPath Platformのコンポーネント、またはその一部の機能、または機能を変更、翻訳、改変、バージョンの開発、派生作品の作成、アップグレード、改善、または拡張。
- UiPath Platformコンポーネントの逆コンパイル、逆アセンブル、解読またはリバースエンジニアリング。
- UiPath Platformに含まれる所有者マーキング、凡例または制限を削除または変更する。
- 本契約に基づいて取得したライセンスまたは権利のサブライセンス、譲渡、譲渡、賃貸、リースまたは貸与。
- サービス、アカウント、コンピュータシステムまたはネットワークへの不正アクセスの試行。
- UiPath Platformコンポーネントを何らかの方法で再販売または配布する。
- UiPath Platformまたはそのコンポーネントを使用して、サービスビューロー、マネージドサービスプロバイダ、または商用ホスティングサービス環境で動作させるか、他のソフトウェア(クラウドベースを含む)を組み合わせて第三者にサービスを提供すること。
- UiPathプラットフォームの変更、他のソフトウェアへの組み込み、またはソフトウェアの任意の部分の派生物の作成。
- 米国または欧州連合の法律およびUiPathプラットフォームが取得された管轄権の法律で認められている場合を除き、UiPath Platformコンポーネントを使用または輸出または再輸出すること。(a)米国の禁輸された国への輸出または再輸出、(b)米国財務省の特別指定国民リストまたは米国商務省の拒否人物リストまたは事業体リスト。
- 核兵器、ミサイル、化学兵器、生物兵器その他の類似のものの開発、設計、製造、または生産について、米国、欧州連合または他の国内法または国際法に制限されず、いかなる理由においても禁止。
- ライセンスプラットフォームを使用して、他の当事者の権利を侵害または違反したり、法律に違反したり、侵害または違法な行為に寄与または奨励したり、UiPathシステムの非公開領域にアクセスしたり、改ざんしたり、使用したりすること。
- 認証またはセキュリティ対策を破るまたは回避する、またはシステムまたはネットワークの脆弱性をテストする。
- 1人以上のテナントを作成するか、本契約と矛盾する方法でUiPathプラットフォームを使用する。
まとめ
ざっと、内容を日本語にしてみましたがポイントをまとめると以下のようになります。
Studioの利用:
個人は、2台までインストールして使うことができる。
小規模事業者は、ユーザ数5人まで、1人2台までインストールして使うことができる。
エンタープライズは評価・トレーニングだけ。
Orchestratorの利用:
個人、小規模事業者、エンタープライズとも評価とトレーニングの目的でのみ使用可能。
小規模事業者とは:
売上100万ドル以下(おおよそ一億円)、
保有マシン数またはユーザー数が250台以下の企業。
マシン(PC):
現実のPC、仮想のPCとも1台として数える。
評価・トレーニングでは、COMMUNITYエディションのライセンスが使えるので、エンタープライズでも導入検討には利用可能と思われます。企業内でも、個人レベルでの検討などはCOMMUNITYエディション、導入決定後はTRIALエディション、本格的な開発段階からENTERPRISEエディションなど、可能かと思われます。
小規模事業者でも、ユーザー数が5人までとなっていますが、人間とは違って同じ仕事を24時間繰り返してくれるロボットなのでパフォーマンスは予想以上となります。
さらにOrchestratorを使った本格的な展開を行う場合には、有料ライセンス導入を考えるなど段階的な導入も可能なライセンス形態だと思われます。
事業規模、利用形態、段階的な開発などを考え、ライセンスをアップグレードしていくことができますので、事業に合わせた導入が可能です。
事業形態に合わせたRPA導入でビジネスの効率化を目指しましょう!
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