RPAってなあに?

最近、RPAという言葉をビジネスシーンで耳にするようになったかと思います。


『RPAを使うと、仕事が自動化できて便利』
『ルーチンワークをRPAに任せてコストダウンできた』
などなど。。。


 さて、そのRPAですが、obotic rocess utomation (ロボティック プロセス オートメーション)の頭文字を取ったものです。
ロボット、と言ってもソフトウェア・ロボットなので、ペッパーのような実際のロボットがパソコンを操作してくれるわけじゃないんですね。

難しい文献はググればいくらでも出てくるので、この記事ではそんなRPAについて簡単に解説したいと思います。


小規模なビジネスでも、今ではパソコンやネットを使うことが当たり前の時代になっています。
でも、決まりきった作業ってありません?

月末に仕入れや売上のデーターを集めてきて1つのエクセル表にまとめるとか、給料日前には従業員やバイトの勤怠情報を集計して支給額や所得税をチマチマ計算するとか、毎月同じ作業なんだから自動化できないんだろうか? なあんてコトみんな思いますよね?

そうです、このRPAはこれらのパソコンで行うような作業を自動化してくれるモノなんですね。

先程も記述しましたが、RPAはソフトウェア・ロボットなので、RPAソフトをインストールして使います。
これまでも自動化マクロなどありましたが、このRPAはルールエンジンやAI/機械学習などによってもっと高度な判断が可能になっており、サーバー型のシステム構成により多数のロボットを集中管理できるようになっています。

このRPAを利用することで、定型的な作業から開放され、もっと創造的な作業へ時間を使うことが可能になります。


しかし、RPAの導入にあたり、下記の2点について注意してください。

1:RPAと人間の共存
その定型的な作業のみに人をアサインしていた場合、その人は不要になってしまうので再配置など必要になる点に注意してください。実際に大きな会社では、人事部門が大幅に縮小される事態が発生しています。
一方的な導入としないよう気を付けてください。

2:権限の明確化
インストールすればスグに使える夢のようなソフトウェアではありません。
まず、RPAにお仕事を教えなければなりません。そして、パソコンの中で人に代わってビジネスアプリを操作してくれますが、どのパソコンでどのような権限を持ったアカウントなのか明確にしないと危険です。

つまり、RPAの設定はどの様な立場の人が行い、RPAが動作するアカウントはどのデーターにアクセスする事ができるのかなど明確にしないと、

『とある従業員にRPAをまかせたら、
自分の給料だけ多く支給されるように設定されていた!』

なんてコトがあるかもしれません。
あるいは、そのRPA設定の担当者以外まったくRPAがわからないので、当人が急病で倒れた特にメンテナンスができなくなり、結局、人海戦術でのりきるしかない、なんてコトも。

RPAを使う、と言う部分で人に依存するところと、RPA自身が活動できる範囲など慎重に考えてください。


さて、次回からは実際に "UiPath" というRPAを使ってみたいと思います。



船橋の頭脳
Lightning Brains

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