SNSを使い分けましょう

 プライベートでもビジネスでも皆さん多くのインターネット上のメディアを使ってコミュニケーションを取ったり、情報発信をしているかと思います。

 

 今日は、最近よく使われている主なメディアの特徴について触れてみたいと思います。



Mail

  プライベート性が強く、ビジネスシーンでも取引の事前相談にも使われ、顧客に対してはメールマガジンの形で宣伝メディアにもなります。
 メールマガジンの発行は、ツールを使えば簡単にできますが、現在ではサイトに登録するとメールマガジンが飛んでくる状況なので読まずにゴミ箱直行も多いのも事実です。
 また、ビジネスシーンで気をつけないとならないのは、事件や事故、訴訟となった場合には証拠として提出する可能性が生じます。このため、法的に微妙な問題を扱うときはメールを使うことはお勧めできません。


Line

  やはりプライベート性が高いメディアですが、広告にも力を入れてきています。日本での利用者数が多いこともあり、広告の効果は大きいと言われています。いじめや事件の温床にもなった事から、若者の間ではイメージが低下しているもののグループの連絡用として若者だけでなく、ママ友やサークル活動などで広く利用されています。
 Lineはいわゆるインスタント・メッセンジャーといわれるアプリです。短いメッセージをリアルタイムにやりとりできることが特徴で、音声通話(インターネット電話)機能を備えているものも多く、このジャンルの有名所として他には、SkypeやFacebook Messenger、WhatsAppなどがあります。

Twitter

  チャットの様な感覚で使えますが、つぶやきは世界に発信されている事を忘れないでください。基本的に誰かが勝手につぶやいた事なので多くはスルーされますが、つぶやきを続けないと注目されなくなってきます。このため、”どうでもいい事でもつぶやきを続ける”など、意識しないとなりません。受け取る側の心理として、”どうでもいい事”のつぶやきを見続けている事で相手への近親感を得る、と言う様な効果もあります。
 また、このメディアの性格上、”速報性が高い”と言うイメージがあるので、身近な事件や事故、あるいはブログやFacebookの更新のお知らせなど、”どうでもいい事”とバランスよく発信することが重要です。
 また、同様のメディアとして中国の”微博”(正しくは新浪微博、シンランウェイボー)があります。中国国内ではTwitterは規制対象であるため、中国のお客様への情報発信を考えるなら利用を考えてみてはいかがでしょうか。


Blog/HomePage

  ブログ、あるいはホームページは情報の発信源として非常に強力なメディアです。自身の情報をしっかり相手に伝えることが出来ますが、1ページあたりの情報密度には気をつけましょう。あなたがある商品について情熱的に語り続けたページであっても、お客様はよほど興味がない限りそのページを最後まで見てくれません。最初のページは「概要」、そこから「詳しい説明」や「こだわりポイント」などを別のページにしてリンクするなどの工夫が必要です。
 ところで、ブログとホームページの違いを端的に言えば、ブログはフォーマットが決まった日記帳のページを書き足すようなもので、ホームページは真っ白な画用紙を自由に使える、と言う事でしょうか。ですから、ホームページの一部をブログにしてみたり、商品カタログのリストやそこからリンクされる商品詳細を置いたりなど自由にできますが、その分、メンテナンスも大変になります。

 

Facebook

  実名で個人情報を登録し、匿名ではない本人同士のつながりを作ることができます。このため、個人的な交友関係だけでなく、人脈作りなどに活用できるメディアです。ただ、会社の上司からの”友達申請”などは、パワハラとなることもあるので、申請時の人間関係であったり、”承認されない”場合に小言を言わないなどリアルな世界と一体であることを気をつけてください。なお、Facebook上で知り得た情報は、個人情報保護法で守られるべき情報である可能性があるため当人の了承を得ない利用は行うべきではありません。
 また、ビジネスアカウントも作成できるので気軽にお店の情報発信の場としての利用も可能であり、プライベート、ビジネスどちらにも使い分けができるメディアです。


Instagram

  昨年は”インスタ映え”という言葉がブレークしたのでご存知の方、いや利用されている方も多いかと思います。モバイルでの写真に特化したサイトで、多くの写真フィルターが存在し、写真探しも容易であるなどの特徴があります。
 また、利用者にアーティストや著名人が多く存在し、そのリア充が発表される場となったことも躍進の原動力になったと考えられます。
 このため、同じように写真をアップする場合でも、「Twitterは速報写真」「Facebookはプライベート感のある写真」「Instagramは芸術性がある写真」のように使い分けられることが多いようです。Instagramをビジネスに使うなら、クラフト系などマッチしているかと思われます。



メディアの連携
 この記事を読んでいる方はお気づきだと思いますが、Lightning Brainsのブログを更新した時は、そのURLをTwitterに貼り付けて拡散し、Twitter記事は自動的にFacebookにも投稿されるようにしています。もっと複雑なサイト連動として自分のサイトから各サイトのAPIを呼び出し、色々な機能を自分のサイトで利用できるようにすることも可能ですが、やはり開発規模が大きくなるため長期的なメンテナンスプランも考えたほうがいいでしょう。

 自分のビジネスではどのサイトをどのような目的で利用するのか? あるいは、自分のビジネスに合ったメディアは何か? など、よく考えないと、それぞれのサイトへの投稿だけでものすごい手間となってしまうかもしれません。
 利用する・しない、もハヤリだけでなく長期的に考えましょう。


しかし!

インターネットだけではビジネスは成り立ちません。
季節の挨拶、イベントへの招待、あるいは、メールの所で軽く触れた微妙な件など、旧来の手法も上手く活用しましょう。

手紙・はがき: 
 年賀状、暑中見舞い、クリスマスカード。新装開店への招待など。
 手書きで一言入れるだけでも、心が伝わります。

電話:
  メールやメッセンジャーじゃちょっと。。。
 そんな時はやはり電話でしょう。

実際に合う:
 心理学で言う所の、ノンバーバル・コミュニケーションは考えている以上に多くの情報が存在します。
 メディアを介さないので、隠しマイクでもない限り情報漏えいはありません!


何とかとハサミは使いよう、何て言いますが、
自分のビジネスに合ったメディアを使いこなすことが最小のコストで成果を得る近道です。。
ちなみに私は、Lineは使わずSkype、Instagramもやっていません。


船橋の頭脳
Lightning Brains

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