ランサムウェアへの対応

Petyaと呼ばれるマルウェアの亜種と思われるランサムウェアの感染被害が、欧州を中心に6月27日あたりから報告され、東欧などでは深刻な事態となっている機関も存在しています。

Microsoft社 の製品の脆弱性(MS17-010、CVE-2017-0199)を狙ったものであることが判明しているため、Microsoft 社から提供されている修正プログラムの適用が必要です。

Windows 10、Microsoft Edge、初めての月例セキュリティ リリース ‐ 読み解き
https://blogs.technet.microsoft.com/jpsecurity/2015/08/11/windows-10microsoft-edge-3529/

Windows 10 以外
https://www.microsoft.com/ja-jp/safety/pc-security/j_musteps.aspx

Windows 7 および Windows 8.1 のサービス モデル変更についての追加情報
https://blogs.technet.microsoft.com/jpsecurity/2016/10/11/more-on-windows-7-and-windows-8-1-servicing-changes/

なお、今回の対策に関してはXPは除外されているようです。
XPを使い続ける事業所では注意が必要です。

サポート対象外のOSを使い続けるリスクについて。
ウイルス、マルウェア、今回のランサムウェアなどに対して無力となる可能性があります。この部分については認識されていると思います。最も大きなリスクは、それらの悪意のあるプログラムにより自身が被害を受けることではありません。顧客情報、特に個人情報や機密情報がそれによって漏洩し、あなたの顧客の側に大きな被害が出るケースです。単にあなたの信用や収入が無くなるだけではなく大きな訴訟の対象となる可能性もあります。
Windows XPなどの古いOSを使い続けるなら、これらの事を認識の上での利用となります。

コメント

このブログの人気の投稿

Linuxシステムコール、共有メモリの使い方

Linuxシステムコール、メッセージキューの使い方

Linuxシステムコール、セマフォの使い方